運動と脳の発達

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運動の効果

   

運動することにより身体が鍛えられ健康的になることは一般的に知られている事実
ですが、運動のメリットはそれだけではありません。 
脳科学研究の発達により、運動は脳の活性化を促して衝動・集中力・イライラ感を
コントロールする抑制力があり、加えて記憶や学習などの認知能力を高める効果が
あることが報告されています。


協調運動能力

    

体の各部位の様々な動き、例えば「手と手」「手と足」「目と手と足」などの
個別的な動きを連動させて同時に行うことを協調運動といいます。
スポーツの場面だけでなく、日常生活の動作はその全てが協調運動の連結で成り
立っていますので、この運動能力が不十分だと次のような日常生活状の困難が予
見されます。
 ・字がマスからはみ出る ・靴ひもが結べない ・線がまっすぐ引けない 
 ・ボタンが留められない ・言葉が聞き取りにくい ・楽器演奏や工作が苦手
 ・着替えがスムーズにいかない ・その他

◆協調運動能力を高めるには4つの運動能力を総合的にアップさせることが
 必要です。  
  ①有酸素運動 … 脳を活性化する
  ②バランス運動 … 平衡感覚を養う
  ③コントロール運動 …イ メージ通りに体を動かす
  ④空間認識運動 … 周囲の物体の大きさ、形状、位置、方向、距離、スピード
           などを素早く正確に認識する


コーディネーション能力

   

目や耳からの情報を脳が正確に処理して、身体の各部位へ素早く適切に指令を出す
神経回路のことをいいます。
旧東ドイツのスポーツ運動科学者によって考案された運動能力理論で、7つの能力
に分類されます。
これらの能力を高める為の訓練を『コーディネーショントレーニング』といい、
欧米ではオリンピックでメダル獲得が可能なトップアスリートの養成に用いられ
てきました。
日本でも運動神経を鍛えるためのトレーニングとして、プロ野球選手やJリーガー
たちによって導入されている注目のトレーニング方法です。

 ①リズム能力 ➡ 動作のタイミングを上手く合わせる能力
 ②バランス能力 ➡ 全身のバランスを保ち崩れた体勢を素早く正常に戻す能力
 ③定位能力 ➡ 動いている物と自身の位置関係を把握する能力
 ④反応能力 ➡ 合図に対して素早く正確に動く能力
 ⑤連結能力 ➡ 身体を無駄なくスムーズに動かす能力
 ⑥変換能力 ➡ 状況の変化に応じて素早く動作を切り替える能力
 ⑦識別能力 ➡ 手足やスポーツ道具を視覚と連携させて精密に操作する能力

◆これら7つの能力は運動神経を発達させて全てのスポーツの高パフォーマンスの
 もとになります。
 また、コミュニケーション能力学習能力にも大きな関連性があります。

"脳力"を鍛える!
コーディネーショントレーニングは運動神経を刺激して脳と身体の連動性を高めるものです。
よって、体力よりも神経をより多く使う短めのメニューを数多く行なって "脳力"を
鍛える
ことに重点を置いています。
子どもから大人、高齢者まで幅広い年代で効果の期待できるトレーニングです。